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とっくに他人じゃないふたりを 世間が他人に させておく
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今月に出るはずの公式キャラブックだかファンブックだかが、来年に延期らしいと知って激しくショック…!!発売が来年なのはいいけど…いいんだけど…じゃあ8月予定だなんてぬかしやがった編集者はどこのどいつじゃ!半年以上違うじゃまいか!
って思ったわけですよ。

↓ 雑伊SS
タイトル:いつだって良い子な保健委員会

※保健委員会まじエンジェル。でも今回は小悪魔さんっぽい。
※このSSでは保健委員会は雑伊を応援しています。
※雑渡さんじゃなくて先輩のためかもね。
※いさっくんは出てません。

「雑渡さんは、伊作先輩にお返しをしにきたんですよね。」
「そうだよ。」
「じゃあ今すぐ伊作先輩を迎えに行ってあげるといいですよ。きっと穴に落ちてるから。」

うんうんと後ろの子供達も頷いている。
一番年長の子はお茶を入れながら。もうひとりは乱太郎くんの手当てをしながら。
みんな頬や鼻に絆創膏をつけているのが可愛らしい。

「そうなの?」
「伏木蔵まで落ちて、このお時間になっても先輩が来られてないってことは…どうぞ。」
「ありがとう。 」
「少なくとも一度は落ちてますね、はい、いいぞ。」
「ありがとうございます左近先輩。」

「伊作くんはそんなに落ちるのかい?」
「あっでも食満留三郎先輩がおられるから大丈夫じゃないかな。今日はしんべえ達が塀周りの点検するって言ってましたし。」
乱太郎が雑渡の心配をなくそうとして、実は逆効果な事を口にする。
ああ、と数馬も言葉を繋ぐ。
「今日は生物委員も活動してるから菜園の方でなら引き上げてもらえますね。竹谷先輩優しいし力持ちだし。」
それに、と乱太郎は続ける。
「学級委員長達もお茶してました、中庭近くで落ちたなら大丈夫ですよ。鉢屋三郎先輩は伊作先輩にはイタズラをしかけたりなさらないし引き上げてくれます。」
そういえば、と左近も倣う。
「体育委員も今日は塹壕掘りをしていたから、七松小平太先輩が担いでつれてきて下さるかも。」
もっとも左近と数馬は、件の体育委員会の手による塹壕に落ちたわけだが。

「大丈夫ですよ雑渡さん、いつもの事ですから。」
とにこりと笑い数馬はせんべいを差し出してくれた。

「伏木蔵も、あまり雑渡さんにご心配をかける事を言うなよ。」
「そうだよ、伊作先輩はご用で遅れてるのかもしれないし。大丈夫だよ。」
左近と乱太郎に怒られ宥められながら、伏木蔵は雑渡の膝から、ね、と笑って言った。
「迎えに行ってあげた方がいいでしょう?」
誰に捕まってるかわからないから。

「うん、少し見てこよう。」
と、雑渡の姿は消えた。

お~と保健委員の面々は拍手までしている。

そして、数馬はお茶をすするとしたり顔で伏木蔵をたしなめた。
「伏木蔵、あまり大人をからかっちゃだめだよ。」
「ふふ、僕は協力のつもりだったんですけど。」
「面白がってるようにしか見えなかったぞ。」
「先輩方だって。」
「あは、ばれてた?」
舌を出す数馬に、二と笑う左近。
乱太郎だけがえ?え?と首を傾げていた。

「じゃぁ、備品のチェックしておこう。薬草は危ないから伊作先輩と一緒の時にね。」
数馬の言葉に、保健委員の良い子達は声をあわせて返事をした。
 

- 終 -

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